最近、実年齢と機能年齢など年齢をめぐって様々な見方が出ています。ちなみに機能年齢とは、体の機能がどれだけ正常に保たれているかを表します。
私たちの心も、年齢と共に成熟し落ち着いてくるかと言えば、その傾向はあるもののやはり個人差があります。
私たちの心は生まれてから様々な出来事に遭遇し、それを受け止めて心の歴史を作る場合と、受け止められず心の傷となってそのまま残る場合があります。
心の傷となっても周囲の支えや時間の経過とともに癒されて行くこともありますが、そのようなこともないまま傷ついた時の状態で残ってしまうことがあります。
その傷を抱えて生きるのは辛いもので、それをカバーするため人一倍努力しないといけなかったり、人生に目的を持てず無気力になったりします。人一倍の努力も苦痛が伴い、どこかで破綻しがちです。
カウンセリングでお話を聞いていくと、だんだん年齢が遡って、昔の自分が出てきます。傷ついた年齢まで戻るとそこに押し込められた感情が出てくるのです。
大人たちに甘えて見守ってもらい、不快なことはすべて取り除いて欲しかったのに・・・これは絶対的な安心感を求める赤ん坊の気持ちです。親に喜んでもらいこっちを向いて欲しかったのに・・・これは努力すれば承認してもらえるのではと意識し始めたころの気持ちです。
いずれも求めたものが得られないと傷つき、強い不安感が残ります。そこで、傷ついた年齢にまで行きつかないと、現在抱えている不安の正体がわからないのです。
私は本当は何歳なのでしょう?
一度その年齢まで戻って、一人ぼっちの自分と向き合ってやることが必要なのです。
