運命的な出会いというと、恋がテーマのドラマや歌謡曲に登場するフレーズのようですね。
しかし、私たちの人生は、親との出会いから始まり、次々と起こる出会いで展開して行きます。このような出会いは、運命としか言いようのないかも知れません。
優しく見守り育ててくれた親との出会い、励ましてくれた先生との出会い、切磋琢磨した仲間との出会いなど、自分を確立するための大事な出会いがあります。
逆に、互いを非難し合うばかりで共感の乏しい親たちとの出会い、個性を否定し自分の考えを押し付ける指導者との出会いなど、自分をすり減らせ自信をなくす出会いもあります。
芸術家・岡本太郎は「自分が自分自身に出会う。それが運命的な出会いというものだ」と語っています。自分が自分自身に出会うとは、どういうことなのでしょうか?
例えば、何かの道を懸命に追い続け、ある程度の知識や技術は備わったものの、それから先に行こうとして試行錯誤し壁にぶつかったりするうちに、ある日突然何かを掴むことがあります。その何かとは求めていたものでもあり、未知の自分自身でもあります。
これが、運命的な出会いではないでしょうか。運命の出会いと違い、運命的な出会いとは、自分自身が懸命に探し求める先に待っているものだと思います。
