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最近のテレビ番組で、植物の世界の最新研究が紹介されていました。
何と、植物の世界でも言葉以外のコミュニケーションが発達しており、互いの身を守るために伝達物質を使ったりして、様々なコミュニケーションを常時行っているのです。どんな生き物も、単独では生きていないのです。
当然、私達人間も、このコミュニケーションなしでは生きて行けません。
最近顕在化することが多くなった虐待の問題は、このコミュニケーションを分断し、コミュニケーションへの恐怖を植え付けます。また逆に、全くの無関心、放棄も、コミュニケーションがない世界でどう生きたらよいか分からない苦しみの中に留め置かれるのです。
虐待や放棄を生き延びた人々が悩まされるのが、強迫的な考え方や行動です。コミュニケーションのない不安な世界を生き抜くために、強迫的に自分の考えや行動を管理しますが、それでも不安が減ることはありません。
苦しくてたまらない生き方です。つい何かに逃げたくなることも多いでしょう。
自分がすべて管理しなくて、人に委ねていいと分かれば、生きることはぐっと楽になります。
植物もそうやって生きていることをテレビが教えてくれました。目が開かれた思いです。